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レーザーの色の違い について

  • View:761     2014年09月19日
  • 人間の色覚にはいくつかのタイプがあり、タイプによっては特定の色の差を感じにくくなります。現在私たちの日常には、この“色覚の個人差”に関する配慮を欠くものが溢れ、その結果多くの人が必要な情報が得られないなどの不便さを感じています。レーザーにはお馴染みのレッドからまだ珍しいブルーなど、さまざなな色があります。ここではその違いや特徴について説明しています。近年、フルカラーレーザーなどという、さまざまな色を出せるレーザー機器も存在しますが、ここではレーザーポインターに用いられるような代表的な色について簡単な説明をします。

     

    レーザーポインターに用いられる色は、赤・緑・青がもっとも有名です。なかでも赤色のレーザーは、レーザーに興味がない人でも見たことくらいはある色でしょう。赤色レーザーポインターは量産・普及が進んだこともあり、現在は安価な価格帯におかれているレーザーです。赤色の光も妖しい、人の心を捕まえるお買い得な星指し棒。ハンドヘルドのデザインと赤(635nm-650nm)目に見えない赤外線(780nm-1064nm)の色で利用できるレーザーポインターとハンドヘルドレーザーです。

    次に普及しているのが緑色レーザーです。緑レーザーポインター近年普及が進み、以前ほど高価ではなくなりました。しかし、赤色レーザーよりは価格が高いようです。一般的に、赤色レーザーは人間の目からの認識に劣り緑色レーザー光の波長(532nm)は、赤色レーザー光の波長(635nm・650nm)に比べ比視感度のピークに近い波長であるため赤色レーザーの約8倍明るく見えると言われています。8倍と言われてもピンと来ないか知れませんが、例えば同じ1mwのものを比べてみると、その差は歴然です。緑色レーザーは複雑な機構によって作り出されるため、出力が安定しづらい特性を持っています。

    次に、まだまだ珍しい青い光を放つブルーレーザーですが、青色レーザーポインターはまだとても高価です。当サイトの価格をご覧いただければわかるとおり、かなりの高価格帯に位置しています。しかし、それでも科学の分野など、さまざまなシチュエーションで必要不可欠なレーザーとなりつつあるようです。また、光線を楽しむだけでも、十分魅了的なレーザーのひとつです。青い光線なんてそうそう見ることができませんからね。

    ブルーレーザーの光はとてもきれいですが、緑色レーザーとは違い、同じ出力でも暗めに見えてしまうので、はっきりとしたブルーレーザーを楽しみたい場合は、やはり高出力のブルーレーザーを購入するほうがいいでしょう。早くもっとお手ごろな価格になるといいですね。